我武者羅應援團の大演舞会でバックトゥザ過去

taquai2012-04-29

高円寺で行われた我武者羅應援團《第八回 華の大演舞会》に参加した。石黒謙吾さんの「エア新書」刊行記念会で初めて見て以来。あのときは石黒さんの気合いのほうが印象深かったのでちゃんと見るのは今回が初めてだったんだけど、やっぱイイね! 構成的にエンタメ志向の部分と真剣ガチ志向の部分がせめぎあっているんだけど、おれは後者のほうが断然好きだ。終盤、華の突っ込みリーダーがソロで自らのサッカー部時代の最後の試合でシュートかパスかの場面でパスを選んでしまった場面をシャウト告白したあたりが一番よかった。もう500回以上やっているんだから同じことを何回も叫んできたはずで、そこには真情の吐露以外のなにかテクニカルな要素も当然含まれているはずなんだけど、それを意識しても余りあるふるえというかふるわせがあったと思う。これは団長の叫びのほうだったか、友の真摯な問いかけに対してつい冗談っぽく茶化してこたえてしまった若き日の思い出を吐露した段があったんだけど、同じことは我武者羅應援團の演目構成にもいえるのではなかろうか。エンタメ度の高い演目を入れるというのは、冗談っぽく茶化してしまうのと実は似たことなのではなかろうか。。。なんていいつつ「オールバックトゥザフューチャー」はうますぎてやっぱ捨てがたいよねと思ったのも事実だけどね。まあ、ガチものが好きな人はほんとの応援団にいけばいいわけだしね、ということで、興味がわいて、わが母校である北大応援団のサイトをググってみたら、健在だった!http://circle.cc.hokudai.ac.jp/oendan/index.htm アナクロでアナログなイメージの応援団だけど、デジタル時代に対応して寮歌と応援歌が音声でアップされていた!「都ぞ弥生」や「永遠の幸」はもちろん、「瓔珞みがく」や「タンネの氷柱」も27年前のおれを魅了したストームの歌もある! 前に北大生協で買ったCDは寮歌を合唱団がスマートに吹き込んだもので、おれの求めているものとは違ってがっくりしてどっかにいっちゃったんだけど、ここの音声は応援団が肉声でたぶんサッポロソフト片手に吹き込んだものなのでバッチリ! 「第三応援歌」も「湖に星の散るなり」もかっこいいけど「水産放浪歌」の素敵さといったら最大級〜〜! いまだったらこのかっこよさはワンピース好きな小中学生にも通じるんじゃないかなと思うんだ。まあ、客観的にいえば、OB以外の人が聞いたとしてもどれも同じにしか聞こえないのは事実だけど。。。さらに検索すると、東京で毎年北大寮歌祭なるイベントが開催されていることも知った。行くのか、行かないのか。決めるのは過去のおれではなく現在のおれなのだ(あたりまえ)。思わず、応援団に入ろうかどうしようかとかテニス部を辞めようかどうしようかなどなどなどなどと悩んでいた1986年のジロリンの日記も読み返してしまって、当然の帰結として自己嫌悪の沼にはまってしまってさっき帰還したところだ。考えてみればこれもひとえに我武者羅應援團のおかげなのだった。そろそろ床屋に行こうと思ってたけどとりいそぎやめた。蓬髪を風に靡かせるためにはやっぱ髪を伸ばさないとな!