鑑賞系

我武者羅應援團の大演舞会でバックトゥザ過去

高円寺で行われた我武者羅應援團《第八回 華の大演舞会》に参加した。石黒謙吾さんの「エア新書」刊行記念会で初めて見て以来。あのときは石黒さんの気合いのほうが印象深かったのでちゃんと見るのは今回が初めてだったんだけど、やっぱイイね! 構成的にエ…

『争うは本意ならねど』にやられた

遅きに失するけど、『争うは本意ならねど』を読んだ。内心、なんかタイトルがかっこよすぎじゃないのーと思っていたんだけど、読んでみたらまったくそのとおりの内容で。。。Jリーグ(のクラブ)を応援しているすべての人が読むべき本だった! 読んでよかっ…

「幸福とは?」への一つのドンピ回答

女性のコミックエッセイというものを自分から進んで読んだことはあんまりなくて、それはなんでかなあと考えるに、たぶんそれは自分が絵を描けないので日常的なネタをうまいこと絵にしている作者にジェラシーを感じてしまうのと、あとはさすがにもうこの歳で…

「それでも原発動かすしかない」??

去年一年間仕事をさせてくれた雑誌「ウェッジ」が、現在発売中の号で「それでも原発動かすしかない」と大書した特集をやってますよ。エッ、マジで!? と思って読んだけど、「動かすしかない」とは全然思えなかった。。。16ページ使って書かれているのは、一言…

「東京原発」は本年度最高リコメンド映画!

噂に聞いていた映画「東京原発」をいまごろみた。人気抜群のカリスマ東京都知事が都の財政を建て直そうと言って新宿中央公園に原発を誘致しようとする話。まったくもっておもしろい。名作。地上波の映画枠でぜひ放映すべき。2004年公開だけどいまこそ放映す…

「マクドナルド浸水」に心酔

恵比寿映像祭というイベントで見た「マクドナルド浸水」という映像作品がおもしろかった。マクドナルドの店内に水が流れて来て少しずつ水位が上がって水没する様子を映しているだけ。でも非常に見入ってしまったー。水位が上がるにつれて、ドナルドの人形が…

ソニービルに巨大なバナナby神田ゆみこ

突然ですが、みんなに教えたいおすすめアート情報。銀座ソニービルの壁面をまるまる使って受賞作品を展示するという、2007年から毎年開催の「Canvas @ Sony」というオーディションがあるんですが、そこの本年度版でイラストレーターの神田ゆみこさんが見事グ…

「マラドーナ」byクストリッツァ

MARADONA BY KUSTURICA 憧れの英雄を撮るセルビア人監督は もう巨匠ではなく1ファンだった●発売/キングレコード●95分●監督/エミール・クストリッツァ●出演/ディエゴ・アルマンド・マラドーナ カンヌ映画祭のパルムドールを2度受賞した巨匠が憧れのマラ…

幼女が陰茎斬りで脅す「エスター」…

ORPHAN かわいい女児だと思って油断すると痛い目に…大驚愕の結末が待つ傑作サスペンス・ホラー エスター [DVD]出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ発売日: 2010/03/10メディア: DVD購入: 8人 クリック: 173回この商品を含むブログ (60件) を見る 赤ん…

はるかの胸線が完璧な「僕の彼女はサイボーグ」

はるかのボディスーツとロボ芝居を満喫する幸せな104分間にはヌード以上のヌードも! 綾瀬はるかの顔と体と声を備えたものすごく強いサイボーグが未来から自分を守りに来た、という夢のまた夢的なお話。「ターミネーター」と「ドラえもん」と監督自身の「猟…

老兵は去っても老ロークは去らず!/「レスラー」

レスラー THE WRESTLER たとえ老兵は去っても老ロークは去らず!アメリカなのに日本酒が似合う中年必殺の一本 以前は「ナインハーフ」で見せた伝説の氷愛撫プレイに象徴されるセックスシンボルとして、のちには「猫パンチ」を得意とする失笑肌のボクサーとし…

ワンダーJAPAN14号のカバーがキてるよ!

「ワンダーJAPAN」のvol.14を眺めているんですが、、、いやー、すげーな、このカバー写真〜。うーんと、なんていうか、ブキモカッコイイ! ブキミでキモくてかっこいいということですよ。琵琶湖畔にある天聖真美会という新宗教団体の神殿らしいんですけど、…

濃愛、「いけちゃんとぼく」(映画)

死者が化けて出てもおかしくないほど濃厚な、 大人にしか見えない非子供向けラブストーリー フジテレビ系「ザ・ベストハウス123」で「絶対泣ける本BEST3」の第一位に選ばれた西原理恵子の絵本を、クレラップのCMを撮った監督が映画化。いけちゃんとは、主人…

「輝け!土食系女子」by Agrizm vol.2

農業が身近になるファーム・コミュニケーションマガジン「Agrizm(アグリズム)」の2号目が発売されましたよ。Agrizm(アグリズム) 2009年 12月号 [雑誌]出版社/メーカー: 農業技術通信社発売日: 2009/10/16メディア: 雑誌 クリック: 17回この商品を含むブロ…

『あだち充は世阿弥である。』の感想〜

あだち充は世阿弥である。作者: ツクイヨシヒサ出版社/メーカー: 飛鳥新社発売日: 2009/10/09メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (1件) を見るあだち充、おれ、ほとんど読んでないんだよなぁ。アニメの『タッチ』…

少子化を止める必殺の一冊!

『赤ちゃんを爆笑させる方法』というかなりの良本が出ました。味スタ仲間である岡部敬史さんが、「言戯」の平井寿信さんと組んでつくりあげた男の育児マンガ&ハウツーエッセイなんですが、これが……イイんですよ……。全編とおして文句無し、だなぁ…。腹筋運動…

健さん化が進むアベちゃんの『青い鳥』

どもり先生が中学校のいじめ問題を通して本気で話し本気で聴くことの大切さを訴える 青い鳥 [DVD]出版社/メーカー: バンダイビジュアル発売日: 2009/07/24メディア: DVD購入: 2人 クリック: 63回この商品を含むブログ (24件) を見る 昔、少し吃音癖のある大…

NASA50周年映画「宇宙へ。」by BBC

映画「宇宙(そら)へ。」の初回をみてきました。それはもちろん、500円だから。今年の頭に「2001年宇宙の旅」の映画をみて、それから小説の「2001年」〜「3001年」まで一気に読んで、俄然めざめたという遅すぎる宇宙ファンのおれですが、いやー、やっぱ宇宙…

「Spike!」がいろいろ新展開〜

前にちょっとだけ噛ませてもらったよしみでいまでも編集長が見本誌を送ってくれている殊勝な高校サッカー部員向けフリーマガジンといえば「Spike!」http://spike.e-3.ne.jp/ですが、その最新号を見たら、巻頭インタビューが今野でしたよ。題して「複数ポジシ…

「ザ・ムーン」/コリンズは孤独なんかじゃない!

宇宙に向かう生命体としての本能を呼び覚ます38.4万km彼方から帰還した男たちの名言集 もしも将来、ロボットと人間を判別するのが難しくなったら、この映画を見せてグッとくるか否かで判定すればいい。そんな全人類必見の一本。おれは、痩せた体と縮んだ心の…

映画「遭難フリーター」

●監督・出演/岩淵弘樹●プロデューサー/土屋豊●アドバイザー/雨宮処凛●挿入曲/豊田道倫●エンディング曲/曽我部恵一●07年・日/67分●バイオタイド配給●3月28日より渋谷ユーロスペースにてロードショー●公式サイト派遣労働の当事者が日常を綴るドキュメン…

「ジンガロ」に漂う宮崎駿テイスト!

まったく聞いたこともないものだったけど、招待券をもらえたというだけの理由で騎馬スペクタクル「ジンガロ」の「バトゥータ」に行ってきた。バトゥータといってもいにしえのバティストゥータの略ではなく。事前情報として公式サイトを見た限りでは、人馬一…

東大『ACADEMIC GROOVE』

ACADEMIC GROOVE―東京大学アカデミックグルーヴ作者: 東京大学出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2008/04/11メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 11人 クリック: 267回この商品を含むブログ (35件) を見る帯には東京大学創立130周年記念出版とあり…

「裁く」ための練習帳〜

2009年5月の裁判員制度スタートに向けてきっと出版界でもいっぱい本が出てるんだろうな〜と思ってたら、青赤仲間の岡部敬史さんがどかーんと一発ぶち上げていた! それがこれ。「裁く」ための練習帳―裁判員の必読本作者: 森炎 ,岡部敬史出版社/メーカー: 学…

クローンは故郷をめざす

THE CLONE RETURNS TO THE HOMELAND ●監督・脚本/中嶋莞爾●美術監督/木村威夫●出演/及川光博、石田えり、永作博美、嶋田久作、品川徹●08年・日/110分●アグン・インク配給●シネカノン有楽町1丁目にてロードショー 宇宙服とクローンと田舎暮らしと石田えり…

神降臨!〜非モテ同志たちへ号外

きっと心ある良識派ははなからばかにして見ていないであろう人気番組の一つに「あいのり」があるが、おれはけっこうなんだかんだいって見ているほうであるその「あいのり」を見ていたら、なんと神が降臨していたよ! その神の名は、ヤマジ。22歳女子。いまま…

Fantasys Coreイイヨ〜!

新宿ロフトでおこなわれた【新宿ガイジンFANTASY】ってライブにいったんです! チラシの絵を描いた野中和美さんに誘われたんです! そしたら……ファンタジーズコアってバンドが最最高!!! なんの事前情報も入れてなかったんだけど、いやー、よかったね〜。…

ジュリーは死なず、ただ去りゆきもせず!

NHKのSONGSって番組で沢田研二をたまたま見たんだけど……驚いた。フォルムやノドまわりや顔まわりやアクションにはさすがに寄る年波が感じられるけど、声質も声量も全然まだまだ健在! 一曲目の「ロッケンロール・マーチ」っていう新しい歌が、そもそも還暦の…

「愚かなるメソポ田宮文明展」

本郷・アトリエ&ギャラリー 禅で開催中のメソポ田宮文明さんの個展に行った。立体もやっているのは知らなくて、初めて見た。とてもよかった。メソポさんは絵より立体がずば抜けていいと思った。絵のときはその独特の鼻毛感が先に立ってえぐい感じがするけど…

「東京オンリーピック」TOKYO ONLY PICTURES 2008.

参加することに意義がある新スポーツ競技会 不朽の名作「スキージャンプ・ペア」を手がけた真島理一郎が北京オリンピックの年に仕掛けた待望の最新作。「オンリーピック」とは、「唯一無二の(only)」スポーツ競技大会の「映像」(picture)のこと。 ブラン…