赤ちゃんとパパと林っぽい若者

第5節ガンバ戦。3-2で勝利。電光石火の東ゴールは、右から永井が放った強シュートを東口が弾いたのを左足で見事にミートしたもの。東とは思えないナイスミート。もう今季2点目。これまでの東のイメージを更新しないといけないかも! 最初のディエゴの頭での落としもカンペキだった。2点目は小川のFKから森重ヘダー。入ったことがいまいち見えてなくて前の若者2人に確かめちゃったけど、普通に入ってた。東口があきらめなければ触れていたんじゃないかと思うけどあきらめてくれてありがとう! でその後もチャンスがあって、こりゃ楽勝だわいと思ってたら、PKとられて、後半の序盤にもあっけなくとられて、でおれも声量を高めたところで小川→ディエゴ様のヘッドで勝ち越し。小川がダイレクトで入れたのがよかった。で、林のナイスセーブやケイマンのクリアなどを経て、勝利。もっと打ってると思ったけどシュート7本は少ないけどそれで3点とは効率がいい。2勝2敗1分。

後半頭、隣に赤ちゃんをだっこしたそんなに若くもない感じのパパが座った。赤ちゃんが今にも泣き出しそうな状況が続いていて、パパがあやしてなんとかもつ感じで、何回かはぐずったけど大ぐずりにはならずに最後までがんばってくれた。3点目が入った後におれも含めて周りからパパと赤ちゃんに祝福タッチができたのがよかった。赤ちゃんとパパだけでよくスタジアムに来てくれたなあと思う。おれのMVPはあの二人だ。想像するに、本当はママもいっしょに来るはずだったが、ママの用事が長引いちゃって、待ってたらだいぶ遅くなっちゃったから今日はもう諦めようかと思って、でも天気もいいし、いつもママがいないとダメな感じがむんむんだけどここはパパだけでも何とかできることを証明してやろうと一念発起してスタジアムにがんばって来たんじゃないか。あるいは、キックオフに間に合うように家を出たが途中で赤ちゃんがぐずり、赤ちゃんのいつもよりやわからかいうんちの処理に長時間がかかり、自分も便意に襲われたが赤ちゃんを座らせるシートがあるトイレが見つからずに四苦八苦、などの困難を経て、結局到着が後半頭になってしまったんじゃないか。あるいは、自分はサッカーなんて別に興味がなかったけど、奥さんが青赤好きな人だったためになんとなく応援するようになって、でもその奥さんが産後の肥立ちが思わしくなく入院してしまって、今日は妻のかわりにおれが……と思って初めて妻の年間チケットを握りしめて一人でスタジアムに来てみた、とか……。いろいろとストーリーを妄想して勝手に感動してしまいました。最後、パパにねぎらいの言葉をかけたかったけど、リプレイみてるうちに帰ってしまわれたのが残念。ただ、一方で、前に座っていた高校生ぐらいの男子二人づれのうちの一人、ちょっと林に似た感じの彼が、席を立ちぎわにおれに丁重な感じで握手を求めてきてくれて、そういうのは久々だったので、うれしかったなあ。。。