ジュリーは死なず、ただ去りゆきもせず!

taquai2008-09-17

NHKSONGSって番組で沢田研二をたまたま見たんだけど……驚いた。フォルムやノドまわりや顔まわりやアクションにはさすがに寄る年波が感じられるけど、声質も声量も全然まだまだ健在! 一曲目の「ロッケンロール・マーチ」っていう新しい歌が、そもそも還暦の人が歌うような歌じゃなかったんだけど、おいおい、そんなに回っちゃってだいじょうぶかジュリー、と心配するぐらい回っていたんだけど、それがまったくだいじょうぶだった。あれだけ回っても息が切れない60歳とは!? 元春に教えてやりたい。「ヴァニティ・ファクトリー」でコーラスに入ってくれたジュリーはまだまだ声が出ているよ、と。顔は篠原涼子のダンナに見えたけど、歌手は声が出なければいけないことを、声が出るならだいじょうぶであることを如実に示していた。ぐっときた。単にカラオケに行きたくなっただけともいう。翻るに、自分が60になったとき、おれは仕事ができているのだろうか。歩いたり走ったり東京を応援したり嫉妬したり愚痴ったりシコったりできているのだろうか。おそらくうんこはしているだろう。