世界最速のインディアン、イイヨ(=゚ω゚)

チケットをもらったというだけの理由で「世界最速のインディアン」をみたわけだが、別におれ、スピードに憧れてないしな…と睡眠を危惧していたんだけど、これがイカッタ! ボロボロの古バイクで最高速度にチャレンジする老人の話で、夢追い人はかっこいいね、という、ひねくれタイプには訴求しないであろうストレートな映画なのだが、ほんとにかっこいーくみえちゃったんだからしょうがないんだな〜。てか、主人公のアンソニー・ホプキンスがジジイなのにモテすぎw はるばるニュージーランドの田舎から大塩原でやるレースを目指してユタまで走っていくロードムービーってやつなんだけど、会う人会う人、みんなこのジジイにやられてしまうからずるい。肉体関係すらも…。そういう人を目にすれば実生活ではジェラシーに苛まれて当然のおれだが、これは映画だし、おれがもし同じことをやっても誰とも接点なく淋しいだけでのたれ死ぬだろうなとは思いつつ、アンソニー・ホプキンスの顔と声で素直にいいなぁと応援できちゃった感じ。ちゃんと、前立腺肥大&狭心症っていうマイナス・ファクターを抱えているのもいいとこだね。エルサルバドル出身の中古車屋とか、モーテルのオカマのフロントとか、インディアンのオヤジとか、マイノリティ系の脇役たちが実にイイ。ジジイもニュージーランド人だし。反米系のおれだけど、久々にアメリカに行きたくなったもん。昔乗ってたGB400で大塩原まで行きたくなったもん。アメリカは夢を追う人に冷たくしない、っていう幻想もやっぱアリかなと思えたもん。しかしなー、なんでおれ、あのバイク、あげちゃったんだろうな…。映画については、単純でもこういう素直な夢話が一番イイや。今日のところは。
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