キャスティングがパーペキな映画「GOAL!」

「ゴール!」http://www.goalthemovie.jp/をみた。2時間があっというまに経過した感じ。メキシコ出身・在LAの貧乏青年がたまたま元スカウトに見つけられてイングランドまで行ってニューカッスルのトライアウトを受けて選手になってチームをCLに導くというドリーミーで王道で都合の良すぎるお話なんだけども、それがイイのよね〜。全体の色目がちょいくすみめというか、色あせ気味というか、古い録画テープを見ているような感覚で、それがnot soccer but footballの世界観にズボッとハマっちった。そしてキャスティングがいちいちすべてカンペキ。つまりパーペキ。一人もハズレ配役がない、と軽々しく言っても大丈夫なほどに。主人公をスカウトする元選手で元スカウトで現修理工は、プラティニと井上順のフュージョン。監督は、顔の作り自体は違うけど質感が正しく中尾彬ねじねじ。家族を養うために夢を封印する人生をすごしてきたため息子のサッカー挑戦に激しく反対する頑固父はヒッツフェルトニューカッスルの10番を背負う遊び人は、デルピエロと髪が薄くなる前のメンディエタとちょっとした徳永英明の短縮融合バージョン。主人公は、チラベルト石原良純とカバを足した感じと書くとだいぶ違うけどとにかくモサ夫。ヒロインは出始めのサンドラ・ブロックを彷彿とさせる好みのタイプだし。堂々と「今年一番の号泣感動サクセスストーリー」って謳うのはちょい興ざめだけど、それでいて別に文句はなしだな〜。旅費を工面するメスチソ(推定)の祖母の顔がアップになっただけでじゅんじゅんくるにゃ〜。当然、おれもあんなスタジアムに立って大歓声を浴びたい浴びたい浴びたい〜〜〜という渇望と羨望と嫉妬が心の底から涌いてきて沸いてきてドカーンと沸騰ですな。つーかねー、その、スタジアムに立って大歓声を浴びるおれを想像するパワーだったら、おれ、かなりもってると思うのよね〜w みんなそこまで強くは想像できないでしょでしょ?と詰め寄りたいぐらいにおれは想像できてるわけ、と思ってるわけ(プ。なのになんでおれは選手じゃないんだろうな〜( ´_ゝ`) わりと信じられないんだよな〜。そういうトゥーマッチな思いこみ&自己陶酔ができる選手が東京にもいてくれたらな〜。って、いねーか、そんなの。顔的にはおれ、阿部と小澤に期待なんだけどな〜。ひいきチームがいまいちな成績のときに見ると、まいっか、サッカーなんだから、と思ってひととき心が洗われる確率は高かろう。あと、アディダスが協力してんだけど、ナイキのボールが公式試合球のプレミアリーグが舞台なので、どっかでスウッシュが映ってないか探す楽しみもありそうw とりあえずアップではナイキロゴ発見できず。スパイクもw あ、いや、プーマのラインはちょっと見えた希ガスベッカム、ラウール、ジダンが登場するのは、パート2で主人公がレアマドwに移籍することになってるから。シアラーもそうだけど、欧州って選手がよく映画に出るよな〜。