セクシーフットボールコミック!

taquai2004-11-08

 会社の人が貸してくれた異端but本格サッカー少女マンガ「シャンペン・シャワー」(かわみなみ白泉社文庫)がサイコーだったよおっかさん! 南米にある架空の国エスペランサのサッカークラブ・ビットーリオにアマゾンの奥地から野生少年アドルが入団しててんやわんや、というストーリー。1983年からララに連載されていたものだから、もう20年前の作品っすよお客さん! しかしそのサッカー観なりクラブ観はなんら古さを感じさせないリアルさ! 降格、移籍、スパイ活動、必殺技、アウェイの恐怖、代表選出、階級、才能と努力、ベテランの悲哀…とサッカー的に間違いのないアイテムが満載。影響力では比べものにならないけど、おもしろさとクォリティーとお茶目度はC翼なんかより格段に上。熱血より酔狂を愛するサッカーファンはこれを読まずしてなにを読むのか。読まいでか!(活用に不安) 熱くなるばかりがサッカーじゃないことを如実に思い出させてくれる! セーラー服が似合う主人公アドル、ジダンとは違う意味で宇宙人のジョゼ、脂性のアンドレなど、キャラがどれもグーだけど、どう見ても素敵なのは、アドルのライバルとなるマウロ(イタリア系南米人)。このケツアゴはかなりイイよ! おれもこういう中年になりたかったよ! ホレたぜ乾杯! FC東京に移籍してきてほすぃ! 少女マンガを見慣れていないおれには、最初のうちちょっと人物の識別が難しかったけど、それを越えたときに福音は訪れた。んんんーセクシィ!
シャンペン・シャワー (第1巻) (白泉社文庫)

俺過去日記.8〜18歳童貞編〜

  • 1986年4月13日

 ぼくはどうしてこう悩まなければならないのか。結局硬庭に入部したのだがまたいやな状態にある。やはり体育会なのだ。バイトをして適当にというわけにはいかない。しかし、2年の先輩は「週に2回休み、5講時まであるときはでなくてよし、アルバイトも結構できる」といっていた筈だ。しかし、ミーティングにでた限りそうではなかった。4年の先輩方がなかなかマジで、いかにも体育会風。冬はほとんど練習はないからどんどんかせげるとかいっていたくせに、ミーティングでは全然違ったじゃないか。俺は困っている。俺の当初の目的は何だったか。一年間金をためて一人暮らしをすることではなかったか。しかし体育会に入ってしまったらそんなのは無理じゃないか。これでいくと週に2回しか練習に出れない。やめてしまいたいと思っている。今ならまだ間に合うかもしれない。やめてから先輩とすれ違うときのことを考えると本当にいやな気分になる。高校のときもそうだった。いつもこうだ。俺はいつからこんな野郎になっちゃったのかな。ふぬけじゃないか。意志というものがないのか。一回こうと決めたらそのまま突き進めよ。そう考える部分もあるのだが、俺はだめな男なんだ。自殺でもしてらどうだ。藤井は免許をとったぞ。おまえはなにをした。ふとんにくるまってよだれをたらしていただけだ。なよなよした胸の内にこもってうだうだ苦しんだだけ。くそう、煮えきらないやつに嫌悪をもっていたのは俺だ。努力しない奴らを軽べつしていたのも俺じゃないか。どうして軽べつされる方になっちまったか。くそも青年らしいところがないぜ。どうするんだ。なんなんだ、きさま。内部がびくびくうだうだざわざわしてる。聖書でも読んだら気がおさまるだろうか。誰か助けてほしい。俺を導いてくれる人がほしい。だめなんだ。俺は独りでいても何もできないんだ。それなら組織の力に頼れよ、身を委ねればいいんだよ、俺は何をやっても後悔するようにできているのか、こんなんでいいのかね。ずっとこういう状態のまま歳をとっていくのか。俺はサラリーマンにさえなれないんじゃないか、最近自分のよいところをみつけにくい、自分からみてもいやな奴だ、みみっちくて煮え切らなくて中途半端だ、あああああ、俺を興奮させてくれ、何か熱中するものをくれ、昂ぶらせてくれよ、4年なんてすぐだぜ、就職しなきゃならないんだぜ、俺もみんなみたいに要領よくやりたい、みんなうまくやっているじゃないか、あんなに勉強したこの俺様がなんで苦しまなきゃならない、それはお前がだめな奴だからだよ、なんて答えてくれてもどうしようもない、何かすがるものがほしいんだ、運命というのがあるならそろそろ俺を変えるものが訪れてもいい頃じゃないか、自分でさがせっていうのかい、俺にはできないよ、何もできないんだから、あまり考えたくない、が、考えちまう、どうにでもなれ、なんてとてもいえない、知身も適応しているようだ、俺はどうすりゃいいのさ、高井次郎、なんとかしろ!