ラリアを粉砕してロシアへ。。

ワールドカップ最終予選、オーストラリア戦@埼スタ。2-0の完勝。。あのラリアに。。あのにっくきラリアに。。カイザースラウテルンで深い無力感をたたきつけやがったラリアをついにホームで粉砕し、ロシア行きを決定。積年の怨みをどんがらがっしゃんとひっくり返した。オセロで黒く染まっていた盤上が一気に白く塗り替えられた。たまたま勝ったのではなくまったく寄せ付けなかった。パーペキ。。
スタメンに乾、井手口、浅野を抜擢したホジッチは見事にその眼力を証明した。特に浅野についてはドイツで活躍している感じを持っていなかったので、スタメンと聞いてえっと思っていた。しかし、やってくれた。長友のクロスに抜け出しての左足インサイドボレー。オフサイドかと思ったが大丈夫だった。瞬間、自分のなかでどんよりした黒いかすたちが排出されてぱっとひらける感じがあった。そして井手口。原口が粘って粘ってつなげたボールを右に右に持ち出して迷いなくシュートが自分のほうに飛んできて入った。後半の最後にああやって自分で勝負に持ち込んで宇宙開発せずにシュートを枠に飛ばせる素晴らしさ。その素晴らしさの成分には経験よりも若さが多く含まれていると思う。
11月のサウジ戦は指定席だったが、今回はゴル裏。いまはサポーターズシートと呼ぶらしい北側。210入口入ってすぐのところが職場の代表応援組の定位置ということで、そこに入れてもらったわけだが、やっぱり周りがみな声を出していると自然に自分もつられて無理なく声が出るものだ。代表のチャントはどれもシンプルで歌詞も覚える必要のないものばかりだが、シンプルなものを繰り返しているうちにアガってくる感じがひしひしあった。バカの一つ覚えみたいにニッポンニッポンと叫び続けることの大切さを久々に実感。いつも下品でいやな自分の声質がスタジアムでは抜けのよさを帯びることを久々に実感。
帰りの長い長い車内では、井手口は中田ヒデより中田カウスに似ているというツイートを見て腑に落ちまくり。おれも本当はああいう顔になりたかった。そしてホジッチはW杯本大会でこそその力を発揮する。そんな気がしてならない。東京の選手がその場にいるイメージは残念ながらあまり持てないけど、やっぱり一人はいてほしい。。