2017年賀状

酉年ということで、家畜界最大の貢献者というべき鶏の絵を入れたいな〜と思って検索、最初に見つけたのが東大総合研究博物館の「鶏づくし」展のページの絵。たぶん明治期に学術目的で描かれたものだと思うんだけど、出典が記されていないのでたどれず。職場にあった総合研究博物館の高額図録『鳥学大全』

に、これと非常に近いタッチの掛図が載っていてよかったんだけど、作品名と作者名で検索しても何も出てこず、断念。作者(本田幸介)は東大の元先生なので東大図書館にあるだろうと思いきや、著書はあるものの、この掛図は東大OPACでひっかからず。で、次の手として国立国会図書館デジタルコレクションに目を向け、ヒットしたのが「家禽図譜」。当初は色付きのものじゃないとな〜と思って「梅園禽譜」「華鳥譜」を候補にしたんだけど、どちらも鶏の種類が7~8種類で少々物足りず。「家禽図譜」はモノクロ画像だけどスキャンの仕上がりが銅版画みたいでかっこいいぞと思い直して、キミに決定。「家禽図譜」の編者・石崎芳吉さんは日本養鶏協会の初代会長のようだ。https://www.jpa.or.jp/gaiyo/enkaku.htmlそして「家禽図譜」はamazonでもページがある(古書扱い)。
https://www.amazon.co.jp/%E5%AE%B6%E7%A6%BD%E5%9B%B3%E8%AD%9C-%E7%9F%B3%E5%B4%8E%E8%8A%B3%E5%90%89/dp/B0095DZYQ8/
田中芳男本企画のときにも思ったけど、江戸〜明治の図鑑・図譜ものは意識して掘り出したいな〜と改めて思いました、とさ。