伝令でダチョウ倶楽部のジャンプ芸

初めて高校野球をみに神宮球場へ。西東京大会準々決勝で、娘がいってる日大二高が佼成学園と対戦したのだ。野球部を応援したいのはもちろん、吹奏楽部として応援演奏をする娘を応援したいという気持ちもあったんだけど、神宮球場の3塁側スタンドの階段を昇ってゲートをくぐった瞬間から、失って久しい青春の気に圧倒されちった。いつものサッカースタジアムもいいけど、野球場もやっぱいいよねぇ。。。
試合直前の7分ずつのノック練習タイムですでに涙でてた。おれも一度でいいから自分の母校を応援したかったけど*1、自分の部活もあったし、野球部も強くなかったし。。大人になってからも、南高OBのやつらが甲子園まで行って応援するのを羨ましく妬ましく思っていたものだよ。自分の母校ではないが自分の娘の通う学校を応援できるのも貴重だよなとあらためて思ったよ。
といいつつ、試合前の感激の大きさにくらべると、試合中はクールな客観人だった。吹奏楽部とチアリーダーと野球部は一所懸命応援してるんだけど、その他の人たちはあまり声を出さないみたいなので、高校野球では一見さんのおれなんかが張り切って声を出す感じにはなれなかったのだ。メガホン叩いてりゃ声は別になくてもいいでしょ的な感じなのかなー。吹奏があるとついそれにたよっちゃうのかも?
応援歌に使われてたのは、ルパン、紅、海のトリトンキューティーハニー、タッチ、夏祭り、さくらんぼ、ポパイ……とけっこう古い。そして、ほとんど敵チームとかぶっていた。ひとつおもしろかったのは、ピンチで伝令が出てきたときのアクション。伝令の選手が話し終わって帰るときに、片足を地面にドンとやると、一拍おいて選手たちがジャンプする(合わせてスタンドもジャンプする)というダチョウ倶楽部アクションを毎回やっていた。リラックスしようぜということかと思うが、これは他でもやってる定番だったのかな? 日大二高野球部に伝わる伝統だったらいいんだけどなあ。
あとは、おっさんらしく、チアリーダーだな。昔はポニーテールなんて1ミリたりとも好きじゃなかったのだが、この星のチアガールのポニーテールは……イイ! この前の「六旗の下に」でもおやっと思ったけど、45にしてポニーテールのよさに気づいた。気づいてしまった。一言でいえば、まぶしい。おれもやりたいと思ってしまったw ポンポンをまわしたり振ったり手をつきだしたりする仕草を応援と結びつけた人類は偉大だなと感じる。本来ならそれはポンポンをまわしたり振ったり手をつきだしたりするだけのことなのに、それを我々人類は「がんばれ」を意味することにしようと了解している。それがすばらしいと思う。まあ、それをいうなら、歌をうたったり拍手をしたり叫んだりするのも同じだけど。まとめるなら、人間は応援する動物だってことですよ。
ヒット数では勝った二高だったがちぐはぐな拙攻が続いてしまったために惜しくも敗退。最終回、ツーアウト満塁で4番に回ったときは熱い血潮が沸き立ったけど。。また来年行くよ。

*1:同級生の指摘によると、全校応援で円山球場に行ったことがあるらしいのだが、記憶になかった。。。