44歳、初めてのお神輿!

4日の話だけど、氷川神社のお祭りで人生初のお神輿を経験。いやーよかった!興奮!熱狂!陶酔!アンドモア! おれは昔からお祭りの露店が全然好きじゃなくて、露店で金使うのが嫌いなしみったれボーイで、当然氷川神社の祭りも別になんとも思っていなかったんだけど、お神輿はまったく別だったわいな。スタジアムのゴール裏で声出して応援するのが好きな人だったら完全に没頭できる瞬間があるってわかったねー。いや、スタジアムでは他人の応援をするだけともいえるけど、お神輿では自分がプレーヤーなわけで、その没頭の質がより本格的な感じがあったんだよねー。沿道の人やサポートの人が自分(だけじゃないけど)を応援してくれている感じの中でうねっているのがなんとも心地よい! 応援を受けるというのは東京マラソンも近かったけど、あれはもっとストイックでより個のイメージ。一つの大きな物体をみんなで持ち上げて運んでいくというワッショイ感を味わえるのはたぶんお神輿ならでは! って、そりゃあたりまえだけどなw 先導役の和風顔の男子がすげーかっこよくて、ずっと彼に向かって吠えてたんだけど、こう、男に惚れる感じも味わったな。一方で、女神輿のときに周りで盛り上げる喜びも味わったな。先輩がサイドに流れる神輿を支えて方向を制御しているのを見て、おれもなんとなく真似して支えていっぱしの神輿マン気分を味わったりしてな。真似すんの大事だよな。ただ、ふんどしはちょっとまだ無理だし、ベテランたちがやっている神輿ステップは真似しようと思ってもよくわからなかったなー。ちょっとこうデジタルなカクカク感がある動きをしてるのはなぜかな。骨骨しいボディの持ち主であるおれは当然肩の骨に棒がダイレクトに当たって痛くて翌日から痛重い日が続いたけど、先輩はその件についてこう宣った。「それは肩に神様が乗っかってるんだよ」。ク〜〜〜ッ!詩人かよ! でもそんな感じ。誰か「トイレの神様」ならぬ「肩の神様」を歌にすべきだな。たぶん神輿って生粋の地元っ子じゃない限り、わざわざ誘ってくれる人がいないと縁がないものだと思うけど、おれは誘ってくれる人がいてマジ幸運だった! この幸運を逃がさぬよう、もうだいぶ小さくなった肩の神様にお祈りしよう!