味スタ帰りに息子を見失う失態

草津に1-0でリベンジ。ゴールはセザーPKだけだったけどそれほど不満なし。今野のたのもしい発言を鵜呑みにしておきたい。
だけどその後に大失態。反省のために記しておく。いまおもえば、試合後に飛田給のラーメン屋でテレビから流れる布施明の「積木の部屋」を耳にして気分よくなっちゃってビール飲んで気持ちが大きくなったというかなんとなく父親っぽいことをしたくなったのだろう。新宿から小6の息子が一人で帰れるかを試しておこうと思っちゃって、ここからは自分で帰ってみろ、と言った。京王新宿から新宿三丁目まではちゃんと行けたんだけど、ホームからどっちの路線に乗ればいいのか迷って渋谷方面に乗ろうとしたので、ああやっぱまだわかってないんだなー、しょうがねーなー、と思ってこっちだよと言いながら和光市方面に乗ったんだけど、躊躇した息子が一瞬乗り込むのが遅れて、ホームドアと電車ドアが閉まってしまった。おれだけ電車に乗って息子がホームに取り残されてしまった。それが22時10分すぎ。息子は携帯電話を持ってない。次の駅で降りて待ってればいいやと思ったんだけど、不運にもおれが乗ったのは急行で、次は池袋にしかとまらなかった。それでもまあ来るだろうと思って池袋のホームで待ってたんだけど、3本待っても乗ってなかった。時間は22時30分をまわっていて、焦っちゃって、関係ない人に電話しちゃったりした後に、新宿三丁目駅の番号を調べて駅に電話してアナウンスをお願いした。駅員さんは快く対応してくれた。数分後に駅員さんから電話がかかってきて、ホームの警備員がたまたまサッカーの恰好をした子供が一人でおれの乗った急行の一本後の各停に乗ったのを見ていた、とのこと。え、ってことはおれが見逃した? と動揺がマックスに達したときに携帯が鳴って、家からの電話履歴があった。かけると、妻の怒りにふるえる低音声。息子がいま一人で帰ってきたとのことだった。おれが池袋で捕捉できずに狼狽している横を息子がちゃんと一人で通り過ぎてさっさと家まで歩いて帰っていたのだった。よかった。。。新宿三丁目の駅員さんに電話して報告とお礼を言って池袋から帰ったら、息子が風呂から上がってた。当然厳しく怒られたけど、息子が事前に妻にあまり怒らないでねとお願いしていてくれたらしかった。無事に帰りついてくれてありがとう。。。はぐれた時点でなぜ家に連絡しなかったのか、そうしておけば駅まで迎えにいくことだってできたのに、と指摘されて、まったくそのとおりだったと気づいた。たぶん、心の片隅で、きっとだいじょうぶ、次の電車には普通に乗ってて再会できて何事もなかったように勝利の余韻を味わいながら家に帰れるはず、と根拠なく信じようとしていたのだろう。それは、いまおもえば、原発事故が起こってもなんとかなるだろうと根拠なく思い込んでいたように見える政府なんかと近い心境だった気がする。妻に連絡して事が大きくなったり自分の責任が追及されることを避けようとしていたのだと思う。それはやっぱり間違った判断だった。子の無事の確率を上げるためにはすぐに妻に連絡すべきだったし、駅員にお願いするのももう少し早くするべきだった。今回は幸いにも息子が和光市行きの電車に乗って帰り着いてくれたからよかったが、もし清瀬行きとかに乗っていたら大変なことになっていた。氷川台駅から家までの道中で何か起こらなかったのもただの幸運だった。反省しています。駅員さんにも余計な手間をとらせてごめんなさい。一方で、何事もなく家に帰ってくれたのがうれしくもありました。待ってもこなかったので、あいつ、自分から行動を起こせずにじっと新宿三丁目駅でステイしていやがるんだな、しょうがねーなー、なんて思っていたんだけど、次の電車に乗るという行動を自分で選択できたわけだから。財布に入っているおれの名刺をみて公衆電話からおれの携帯にかけてくれればなおのこと最高だったけど…。やっぱ携帯もたせたほうがいいのかな、なんてこともちらっと思ったけど、いや、単におれがしっかりすればいいだけのことです。。。