メディアとしてのロボットの時代が到来する?

ウェッジでやらせてもらっている学者インタビューAcademic Animalの第5回がアップされました。今回はロボット研究の石黒浩先生。CNNの「世界を変える8人の天才」に選ばれ、Synecticsの「世界の100人の生きている天才」で26位に位置づけられた人で、映画「サロゲート」の冒頭にサロゲート技術を開発した科学者として出演もしている先生。愛知万博のときの女性アンドロイド(モデルはNHKの藤井アナ)

や、自分そっくりのジェミノイドが有名な先生。一番印象的だったのは、サロゲートみたいな世界は本当に来るんですか?(来ないですよね)と聞いたときに、評論家ではないから答えようがない、と、ほらまた取材者ってそういうことを聞くんだよね、という感じで言われたこと。そういう世界を自分がやってこさせるんだという強い意志表明をされたこと。いやー、やられました。話を聞いているうちに、マジで実現するんじゃないかと思うようになりましたよ。少なくとも、ONE PIECEに出てくるカタツムリ型の通信装置みたいなのはすぐに普及するのではないかと。人同士をつなぐメディアとしてのロボット。電話や携帯電話やテレビ電話よりももっと強く大きく本質的に人間の存在を感じさせるような通信メディア。大げさに言えば、未来の姿をちらっと見させてくれた先生でした。いや、もしかしたら「大げさに言えば」なんていうのは、おれがわかってないだけなのかもしれませんが…。