新刊『笑う世界地図』出来!

『笑う世界地図』(彩図社/1000円)という新刊ができたんですよ〜。

たとえば、中学生のころ。社会の授業中に地図帳でヘンな地名を見つけてオオオと色めきたったことはありませんか? まじめな書物のなかにひっそりとたたずむ禁断の果実に触れて、ちょっと下世話だけどある意味知的な充実感を味わったことはありませんか?
少年時代に多くの人が味わったであろう、そんな甘酸っぱい青春の知的興奮を引っぱり出し、ガンガン燃料を投下して作り上げたのが、この地図帳です。
国内外の地名から、日本人にとってだけ魅力的に感じられるものを、目をしょぼつかせながらひたすら抽出し、独自に設定したテーマ別にしこしことマッピングしました。
伝統と信頼のメルカトル図法に則った正統派地図のほか、野中和美画伯の冴え渡る描き下ろしスペシャルイラストマップも採用。さらに、従来の地図常識を覆す、新機軸・連続形式マップも鋭意採用しています。
使うためではなく、単に楽しむために生まれたこの新感覚地図帳を満喫できるのは、世界広しといえども我々日本人だけ。地名の神様が天上でほくそ笑みながら用意してくれたお茶目なギフトに目ざとく気づいて喜んであげるのは、日本人として生を受けた者の礼儀というものではありますまいか!
……なんていう気持ちを胸で密かにあたためながら2005年と2007年に刊行した『新しい世界地図』『新しい日本地図』の2冊から、全70マップを厳選し、おいしいところだけお手ごろサイズで再構成したのが、本書です。
 地名的に(致命的に?)新しい、机上系・地図型エンターテイメントの真髄を、どうぞ、どうか、何卒、ぜひとも、まぁそう堅いこといわずにご堪能ください。 

ということで、お手頃サイズ&お手頃価格で世界地図と日本地図の両方をお楽しみいただける一冊です。地名とはみだし情報も少しずつだけど追加しています。先行する2冊の合体廉価ミニサイズ版という感じですが、フルバージョンともどもよろぴく〜。
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