なぜか巨人戦(しかも楽しかった)

チケットをもらっちゃったので、東京ドームの巨人対横浜を観戦しにいった〜。プロ野球に行ったのは10年ぶり(神宮)。前にジャビットの取材で入ったことはあるけど東京ドームで試合をみるのはこれが生まれて初めて。いまでこそサッカー派だけど、この世代の標準的日本人男子のはしくれとして、高校生ごろまでは熱心な野球ファンで、北海道育ちとしてはやはりジャイアンツしか知らなくて、右利きだけど王を真似して左打ちしかできなくなった経緯があり、つまりは巨人が好きだったのだった。でも野球帽は安売りしていた広島(赤じゃない時代)だったし、ヘルメットは同じく安売りしていたロッテだったけどw 選手では同じやせぎす人として小林繁が大好きだったので、江川小林トレードのときに親父とともに阪神ファンに寝返り、それからはアンチ巨人となり、バース掛布岡田で優勝したときには、当時とっていた進研ゼミの黄色い封筒を何枚もつなげて「タイガース優勝万歳」の垂れ幕を作って早出してかねてから対立していた巨人ファンの先生のクラスの窓から堂々とおろして見せつけて痛快な気持ちになった思い出がある。そんなおれが、東京に出てきて東京ドームで巨人戦をみることになるとは、思えば遠くに来たもんだというか、歳を取ったなぁというか、これまでの来し方を思い出しながらも、あの圧力を感じる回転ドアをくぐるときには、わくわくした気持ちを画せなかった。やっぱいいね〜、球場って! 思ったよりフィールドが狭く感じたのは、ドームだからか、それとも自分が大人になったってことか。つーか、マウンドからホームベースまでの距離ってあんなに近かったっけ? つーか、ピッチャーのボールが速すぎ! あんなちっちぇータマを超高速で支配して打ち返して遊んでいるやつらはやっぱ超人だな、と思った。普通の内野ゴロの処理でもすげー見事な技にみえて感激しちゃったよ。もちろん、またいつものように、なんでおれはこの場にいてプレーしてないんだろう、バカバカ!といういつもの身分不相応な焦燥感にもかられたけど。くさっても巨人戦なのか、平日の夜にあんなに客が入っているのは、味スタに慣れた身には驚きだ。新聞販売店の招待券とかが多いとしたって、たいしたもんだよなー。おれ、巨人はもう衰退の一途をたどっていて、熱心なファンもべつにいないんじゃないかぐらいに思ってたけど、やっぱちゃんといるんだよねー。後ろの列にいた若いねーちゃん二人組も熱心に応援してグーだったねー。でも、まいあがっちゃったのか、横浜の攻撃のときにも手拍子続けちゃってたけどねー。あれは不思議だったねー。ああいう、どっちが勝ってもいいゲームをまったり酒飲みながら座ってながめるのもいいもんだな〜。Jリーグだとああはいかないもんな。決定的な違いは、ビールなどの売り子。これはもう野球の圧勝。売り子がほぼ全員かわいかった! 華があった! 質量ともに素晴らしい出来! いれかわりたちかわり派手なコスチュームであいそをふりまくヤング女子を堂々と眺め楽しむ醍醐味。イイ! ちゃんとみんな見られることを意識してるし。ちゃんと露出もしてるし。ふつうのTシャツしか着せてもらえない味スタの売り子が不憫。。。ビール会社を選べるし、生だし。さすがに一杯800円は高いけどもな。。。つーわけで、また行きたい! やっぱ野球もいいね〜。できたら今度は巨人側じゃない席で手を堂々と叩きながらみたいですw