「ワンダーJAPAN」に見えた変化

日本の《異空間》探検マガジン「ワンダーJAPAN」のvol.7が出てました。今回の特集は北関東。もうおれなんかが特にいうこともないほどの信頼のワンダーJAPANクオリティなわけですが、ひとつだけ指摘したいと思ったのは、今回の号では「かわいさ」が加わったということ。これまでの「ワンダーJAPAN」って、なんかハードなイメージだったと思う。男子的というか、硬質というか、シャープというか、エッジがたってるというか? ほにゃらら〜っとかぷにぷに〜とかうんじゃらげ〜っとした感じはあえて避けてたんじゃないかと思うんすよ。編集長のスタイリッシュさが、そのへんのいわゆる「女子供」の世界を意識的にか無意識的にか寄せ付けなかったのではないかと。ま、タコの公園とかたまに紹介されてた気はするけども、全体的には男っぽいかっこいい系の世界だったと思うんすよ。なんだけど、今回のカバーは、はに丸タワー。吹っ切れた感じがしましたね。もう、「ワンダーJAPAN」は「ワンダーJAPAN」なんだから、別にかっこつけなくてもいいんだもんね〜っていうゆとりが生まれたんだと思いますね。水門の連載ページに「防潮戦隊ワンガンゲイツ」と銘打ってレッド、ブルー、グリーン、イエローと4色揃えてきたのもその表れと見た。たぶんこういう仕上げはデザイナーが許さなかったと思うんだけど、なんとなく号を重ねるうちに寛容さが顔をのぞかせたのではないかな、と想像した次第。しかし、「ワンダー」の要素には滑稽味やおまぬけさも当然含まれていると思うので、「女子供」的なところの強いおれとしては大歓迎なのだった。ただ、スタイリッシュ一辺倒じゃなくなると当然スタイリッシュ派の反感を買うかもしれませんよ〜w

ワンダーJAPAN 7 (三才ムック VOL. 187)

ワンダーJAPAN 7 (三才ムック VOL. 187)