ダイアログ・イン・ザ・ダーク2006

taquai2006-08-18

 2004年は職場の同僚がボランティアをやってたのでチャンスがあったのだが急だったので行けず、2005年はドイツがらみのイベントの招待で行った際にやってたのだが時間切れで入れなかったイベント、ダイアログ・イン・ザ・ダークに三度目の正直な感じでゴウ! ただし今回は有料。前売りで大人3500円、子供2500円。。。高い。高すぎる。ので、通常なら絶対行かないんだけど、今回は、疑り深さとクレーマーチックなことで知られる知人が強く薦めていたので、娘といっしょに行ってみた。
 自分の手元も見えない真っ暗な闇の中を視覚障害を持つガイドの声をたよりに1時間ほど歩き回るというだけのイベント。だが、目を閉じても開いてもなにも明るさが変わらない真闇って、通常生活ではなかなか味わえないわけで、視覚情報に強く頼ってしか生きられない現代人の典型である自分には、たいへんおもしろい体験だった。目が見えないのに杖だけで歩き回っている人って、いままでは自分とは違う地平にいる超人のように感じていたが、やってみて、超人とまでは行かないがおれも実は超人と同じ世界にはいるんだな、というか、おれもかなり頑張れば超人と同じ能力をみにつけられるんじゃないかという予感は持つことができた。
 別になんてこともない空間でも、視覚を奪っただけであんなに遊園地っぽいエンタメ空間になる、というのは驚き。ただのソースせんべいが、真っ暗な状態だと嗅覚と味覚が敏感になっているためか、すごく強くて濃い〜味に感じたのが驚き。ワインのアルコール度数が非常に高く感じられたのも驚き。
 視覚が使えない分、他の感覚が鋭く働くんだろうが、この原理をほかの分野に応用したら大ヒットの予感〜。○○・イン・ザ・ダークの○○に何か入れてみるってこと。たとえば、ソープ・イン・ザ・ダーク。顔が見えないので、歳をとったソープ嬢でもサービスさえよければ大人気になれる! 歳をとっても技術では若い女には負けないわよガハハ、という熟女たちの活躍に期待。ただし、視覚がない分、触覚は鋭敏になるため、胸はでかくないと不利かも。*1 ホテル・イン・ザ・ダークは眺めの悪さを嘆く宿の生き残り策としておすすめ。客の安全を確保するのに人件費はかなりかかりそうだが。。。居酒屋・イン・ザ・ダークやショットバー・イン・ザ・ダークは薄味が基本。懐石料理の思想を導入したい。温泉・イン・ザ・ダークやプール・イン・ザ・ダークの水系も気持ちよさそう。母胎回帰の風味を演出して。睡眠・イン・ザ・ダークは普通かw あと、ダンシング・イン・ザ・ダークはスプリングスティーンファンに、ダンサー・イン・ザ・ダークビョークファンにw 
 で、ダイアログ・イン・ザ・ダークだが、一つ難点を言えば、暗闇でどうしても他人に触れてしまうので、男が痴漢に間違われそうなこと。悪気もその気もないんですが。。。というかあれか、ソープ・イン・ザ・ダークまでいかずとも、アダルトな男女同士で営みをOKとしたラブ・イン・ザ・ダークは、盛り上がるんじゃないの〜。
 あと、今回一番さみしかったのは、おれはかなり不安で娘をけっこう呼んでいたのに、娘はおれを一回しか呼んでくれなかったことw 必要なかったみたいです。

*1:単なる目隠しプレイじゃないかと言われるとそうかもしれないと思うw