ドイツ日記.8

●6月19日
知り合いの西田さんから譲ってもらったスペイン対チュニジアをみるために、フランクフルトからまたシュツットガルトへ。21時キックオフ23時終了の試合で、24時10分発の電車でフランクフルトに戻ってくるプラン。これだと部屋に着く予定は午前2時すぎ。もっと遅い時間にも電車はあるんだけど、おれが宿泊しているのはホームステイみたいなもので、カギが一個しかなく、同行者が起きている時間に帰らないと中に入れないので、この時間がギリギリなのだった。

P1010036これが、フランクフルトのホームステイ先、ペーター&ガブリエル。ペーターはコンピューター・サイエンティストで、ガブはアレキサンダーテクニックというインナーブレイン系のメソッドの先生。インテリーなご夫婦だ。

P1010035部屋はこんな感じ。ここはネット使い放題!バストイレはゲスト専用!ラッキー!ダブルで1部屋一日83ユーロ。

P1010038建物はこんな感じ。朝は必ず小鳥でさえずっている静かな住宅街〜。ただし、駅前には低層のバラック(notミヒャエル)小屋住宅街があり、まわりとは少々異質な空間に。

二度目のシュツットガルトなので、なんの心配もなくシュタディオン着。途中、席がないので、使用不能になってるコーヒーコーナーの空き部屋を見つけて潜り込んで隠れるようにすわってパソコンを開いていたのだが、途中で職員に見つかって追い出されてしまった。しかも、レイルパスの提示も求められ、スタンプも押されてしまった。隠れてたから怪しまれたみたい。。。裏目った? これで明日の帰りにも押されちゃったらすっごい無駄な使用になってしまうが。。。


前のオラ×コートジボワールのときはパソコンを没収される目にあったものの、今回はノーチェックでスルー。おれの席はカテ1だったのに、ゴール裏との境目。まわりは右にチュニジアの団体で、あとはドイツとオランダが半々な感じ。P1010019試合開始から先制してリードを保つ展開だったため、サポもチュニジー側が元気だったんだけど、追いつかれてからはめっきりおとなしくなっちゃって。だめだよ、追いつかれたぐらいで諦めちゃ、と軽く思えるのは、もちろんおれが部外者だからw


P1010023スペインのファンで、なぜかずーっとサンバ式の応援を繰り広げる一帯があったのはなぜだか不明。チュニジアのほうが前半はいい出来だったと思うんだけど、後半途中からめっきりスペインのペースになったのは、ホアキンの投入によると思う。それまではビジャとルイス・ガルシアが中に入りたがるため、そして二人のサイドバックはなかなかあがれなかったために沈黙していたスペインのサイドアタックが、ホアキンの投入によってぐっと活性化した感じ。出場してしばらくはホアキンがなぜかセンターよりにいっちゃってたんだが、その後思い出したようにサイドをごりごりと突破しだして、それでチュニジアのディフェンスがついていなくなってしまった。ああいう専門職がいると、状況を打開するのにもってこいなんだよな。石川ナオもホアキンみたいになってくれれば。。。。


試合後、スパニッシュと思ったらドイツ人だったカップルと写真を撮って、P1010028ラウル好きの西田さんと別れてそそくさと退出。いざ、予定通りに24時10分発のフランクフルト行きに乗ろうと思ったら、なんと電車がない。DBの人に聞いても、そんな電車はないという。信用できなくてほかの職員にも聞いたが、やっぱりないという。どうも、おれがみたFahlplanは時期違いか何かだったようで。。。次の電車は25時30分発で、これだと部屋に着くのが3時過ぎ。同行者に電話して起きててくれないか頼もうとしたが、あえなく交渉に失敗。しかたなく、時間をつぶすために、さっきお先にと別れたばかりの西田さんと再合流して軽く飲み。もう一人、すごい名字で番組制作のディレクターをやっているという若者も一緒に、オランダ戦のときに一度行ったイタリアンの店で乾杯。帰り途中のディスコっぽい店ではスペイン人たちがジャンプ&ダンス。P1010029ちょっと混ざってみたけど1曲で疲れて退散。ふぅ〜。


P1010030その後は一人で駅でちんちんが写った看板ポスターなど見て過ごし、3時20分台の電車でフランクフルトへ帰り、それでもまだ早いので時間つぶしをしながらゆっくり移動して、6時40分ぐらいに部屋に着。同行者に起きてもらって、無事にベッドへ。顔に脂ががんがん浮き出る感じでした。