ぴしゃりやられた夜

おれ、叱られた。妻からはよく怒られているが、他人から怒られたのは久しぶり。おれが要求を急ぎすぎたのが原因のようだ。中年になり、感情の制御の仕方を覚え、ずいぶんと無表情になったもんだと思っていたおれだが、そのときは思わず苦渋の表情を浮かべてしまっていることがはっきり認識できた。おれもまだまだ若いってことかな。違うけどな。うーん。いま振り返ると、思わず功を焦っていたというきらいは確かにあるかもしれないな。と思い直せるぐらいの老練さは持ち合わせているようだな。と日記には書いておこうな。to myself