娘の保存癖の理由が発覚

忘れないうちに書いておく。喰い終わったアサリの殻2kg id:taquai:20050530とか壊れたラジカセとかお風呂のお湯とか服のポケットに入れたまま洗濯しちゃってカスと化した紙とか、とにかくなんでも捨てようとしないことでおれと妻から猛烈にひんしゅくを買い続けているうちの9歳女児だが、先日、同じような問題で妻が執拗に問いつめたところ、ついにその保存癖の理由を暴露した。いつものヒックヒック嗚咽状態で彼女がとぎれとぎれに漏らしたのは、
「だって、モノと話ができるようになるから…」
だった。なんでも捨てずにとっておくと、いつかモノさんとお話ができるようになる。彼女の世界では明確にそういうことになっているらしい。そんな格調の高いポエムを言われては、さすがに現実主義者である我々夫婦も笑うしかなかった。また結婚式のスピーチのネタが増えた。

と、それはいいのだが、最近の娘にはもう一つこまっていることがあって、それは不眠症。前から寝付きが悪い子で、睡眠時間が少なくても翌日はけろっと起きるしぜんぜん支障がないみたいなので、眠れなくても放置気味なのだが、困るのは、やつが眠れないときになんか鼻にかかったかわいこぶった声で「おやすみなさ〜〜い」とつぶやくこと。寝床につくときにはもちろん必要なあいさつだが、皆が家族が寝静まった真夜中に数分おきにぶつぶつ繰り返される「おやすみなさ〜〜い」には非常に気持ち悪く不気味なものがあるのだ。昨日は、自分が原稿書きで遅くなってすげー眠かったので、さすがに怒鳴ってしまったら、闇の中で娘の目がおびえていた。すまん。でも眠いんだおれ。