小学生ニュース通選手権がキた!

リトル総理

 TVチャンピオンの2004年重大ニュース王選手権。http://www.tv-tokyo.co.jp/tvchamp/result/result.htm よく知ってるなーという当然の感想とは別に、ファイナルに残った3人のうちの2人の男女の戦いがよかった。どっちの子も、こういっちゃ悪いがビジュアル的にはパッとしないもっさりタイプ。男子の方が地力に勝る感じだったが、ファイナルのゲームスタイルが女子に味方して、女子がリードしての終盤(1対1の勝負。持ち回りの親が対戦相手を決め、正答できればポイント。つまり、ライバルを指名せずに戦うのが王道というルールだった)。10点負けていた男子に親の順番が回ってきたとき、彼はライバルの女子を指名したのだった。勝っても負けてもきっぱり決めたいんで、みたいなコメントつきで。おまえ、あっぱれだ。結局、男子がポイントをとって同点。つぎの親は追いつかれた女子。彼女が指名したのは迷わずその男子。売られたケンカを売り返したよ? おまえもあっぱれだ。EU加盟国をこたえる最後の質問でロシアと言ってしまって優勝はあっけなく男子のほうになったが、みごたえのある勝負だった。手練手管を弄しない真っ向からのぶつかりあいだった。二人の親は最高の幸せ者だ。少し不憫だったのは、序盤は実力の少し落ちる対戦相手として何度も勝負を挑まれながら、終盤はほかの二人の戦いに隠れて出番を失ったもうひとりのファイナリスト男子だったが、彼は彼でリベンジを誓っているに違いない。大きくなってやれ。
 優勝した男子、将来は総理大臣になりたいと言っていた。そのコメントでもおれは落涙をとめられなかったよ。キャッチフレーズは「リトル総理」。そんなやつがいるんだなぁ。そういやおれもなりたかったけどなぁ。総理大臣になって自衛隊を解散してすぐに辞職しようと思ったさ。国会で涙ながらに演説している自分を想像して涙ぐんでいたことを思い出したよ。