河野の攻撃、攻撃の河野。

2nd.11節、ベルマーレ戦。3-0で快勝。3点ともかなりのナイスゴールズ! 中島は今日もシュート欲全開。前半最後にいつもと違って右側から左側へのグラウンダーでゲット。戸田チャントで「オーショーヤ」はいまいちうたいにくいのが難だけど、Jではいまいちぱっとしなかったイメージを完全に払拭。それを見て奮起したであろう河野は前田とのワンツーからエクセレントな一発を披露。生で見てエエッと思ったがビデオで見るとエエエッと思った。あのタイミングであの角度のあの位置に。強く制御された軌道が緩速でゴールの右サイドネットに突き刺さった。GK一歩も動けず(動いたとしても取れなかったろうけどな)。チームの要請もあって機能を羽生化したために持ち前の攻撃センスが封印され、いつしかそのセンスは凍り付いたというか失われてしまった、という解釈で河野を見ていたおれをあざ笑う一発だった。小兵で緑育ちのアタッカーということで中島の活躍に刺激を受け、中島中島っていうけどおれだって河野だもんね、ね、うずたん、とずっと部屋でポメラニアンに話しかけていたに違いないことを妄想する自由をおれは存分に謳歌した! それだけで満足だったが、さらに前田の迫力ヘダーで3点目。ハシケンの牛若丸的身のこなしからの左足ロブにジャンプ一番。直前のもしゃもしゃした混戦の当事者だったはずの前田がすぐさまファーにポジションを取り直していて、十分な体勢からの飛翔、からの叩き込み。お見事。ムリキがいなくなって攻撃だいじょうぶかよ、と思っていたが、だいじょうぶだった。実は梶山が効いていると聞いたけど本当にそうかもしれない!ルールブリタニアチャント、おれは久々にうたったな〜。
前の席に欧米人の大変奥ゆかしい感じの父と小学生ぐらいの息子がいてほほえましかった。理知的な父がビールを3杯買い足すうちに少しずつヒートアップしていくのが後ろから確認できて、わが軍がそれを演出してくれたことを光栄に感じた。最後に何かいかした言葉をかけてやりたかったが、今日の3点はあなたの3杯のおかげだとかなんとか言ってやろうと考えているうちに中島のインタブーになりそこで先に席をたたれてしまった。普通にまたきてねといえばよかった。ちょっと反省。