25年前に欲しかったギターってやつを入手!

引越を契機に発掘されたかつてのマイカセットテープを昔のラジカセで聴き直して悦に入りまくっていた最近のおれ。そんなおれが、かつてはともにボールを蹴り合った愛すべきナイスガイからストラトキャスターを1本ゲットしたのだ。ナイスガイが、使っていないから無期限レンタルでいいよと言って貸してくれたのだった。さかのぼること25年前、ほかのヤングと同様にヤングだったおれは、ほかのヤングと同様にバンドというものがやってみたくてしょうがなかった。でも、金がなくてギターを買えなかった。親に土下座して買ってもらう知恵も勇気もなかった。一度、こつこつと金をためてジャンプの表3に載っていた通販のセットを買おうと決断したことがあったが、もう一方の欲求、つまり自分の痩せぎすの肉体をなんとかしたいという思いに負けて、ついついおれはダンパーとプロテインを買ってしまったのだった(結局肉体改造はできず、いまでもスティル痩せぎす)。転機はもう一つあった。高校2年のときに、尊敬する友人がバンドを組むことになって、いっしょにやらないかと誘われたのだ。それはもう飛んで火にいる夏の虫的な絶好の好機だったのだが、いまよりもっと引っ込み思案でひねくれていてアンチ素直路線をひた走っていたために、ついつい断ってしまったのだった。いまでもあのときのおれにはほとほと落胆してしまうが。。。その後は音楽とは無縁にここまできてしまった。おれのこれまでの人生に欠けていたもの、それは音楽だ。そして、失われたものを取り戻すチャンスが到来している気がするのだ。相棒はトーカイ。Tokai。ほんのちょっとだけ勘違いすればTakaiとなるところがとりあえずお気に入りなのだ。