渡辺教具の「皆既日食記念コンサート」

taquai2009-07-06

先週の土曜日、王子の北とぴあで行なわれた「今世紀最大皆既日食記念コンサート」に行ってきました。なんでかっていうと、『Globes』でお世話になった渡辺教具製作所さんが主催のイベントだったからですよ。7月22日のビッグデー到来を、天文トークと天文関連ソングで前祝いしちゃおうというもの。ロビーでは渡辺教具の地球儀&月球儀が展示されていて、中にはかぐやのデータを使用した新商品「かぐや・月球儀」や、これまた新商品のデザイン系地球儀「コロナ」の姿も。そして『Globes』の姿も〜。


第一部は寺薗淳也さん(会津大学助教)と根本しおみさん(川口市立科学館)による講演。寺薗さんはビジュアルも喋り方も三谷幸喜を若くした感じの先生。根本さんはいままでに皆既日食を4回も見たというマニア。当然のようにお二人とも7/22には万全の準備を期していて、寺薗さんは上海、根本さんはトカラ近辺の洋上からエクリプスを鑑賞するそうな。。。いいっすね〜。でも、東京でも三日月形というか三日陽形の木漏れ日を見ることができるそうで、それは部分日蝕ゾーンだからこその見ものだそうで、全然天文のことはよくわかりませんけども、やっぱ当日は晴れてほしいですな。ちなみに、寺薗さんは元JAXAの広報で、あの抱腹絶倒のトンデモ本『人類の月面着陸は無かったろう論』にも書かれてているという人。かぐやがまだセレーネとも呼ばれていなかった頃からプロジェクトに参加していた人で、この前のかぐやの最後の際はみんなで拍手して見送ったと話していました。いいなぁ、、、宇宙に関わる仕事。。。かかわりてぇ!


で、第二部はロイヤルナイツという男性コーラスグループのコンサートだったんすけど、正直、これってあんまり日食と関係ないよね、もうちょっと寺薗さんたちの日食トークを聞きたかったね、と思ってたんだけど、、、これがイかった! 平均年齢67歳というおっちゃん4人組で、客席にいるファンの皆さんたちもそれなりに歳のいってる人たちで、うわー場違いなところにきちゃったかもと思っておりましたが、これがイかった! 「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」みたいな、いちおう宇宙に関するアニメソングもよかったんですが、後半のロシア民謡タイムが実によかった〜。おれは北海道出身だからか、小学校の歌集にはけっこうロシア民謡が入ってたから、懐かしさ満点。知ってる曲は少ししかなかったけど、その全体のムードで懐かし中枢がやられた。忘れかけていた大事なものを思い出させてもらった感じ。歌集をもらって、それを頭っから一曲ずつ歌って次はリコーダーで吹いて悦に入っていた小学生の自分が蘇ってきた。あのときの歌集がもう一度欲しい。。。超熟世代の4人がいきいきと歌っているのがかっこよかった。それぞれがそれぞれ、持ってる感じで。それまでずっと地味にしていたトップテナーさん(名前が思い出せないけど悪役で有名な俳優風)が、「カリンカ」で突然はじけたように高音を響かせたのにはしびれたな〜。ロシアいいよね〜。南っぽいものにはどうも身構えてしまうおれだが、北の文化には心を委ねることができる。小林旭みたいなセカンドテナーさんのど派手なシャツもよかった。壮年男性のコーラスというのは、まるで知らない世界だったけども、イイ! ふつうに声を出してるだけで、観客側が受け取る量がかなり多い気がするよ。やっぱ声がいいといいんだよね(あたりませ)。おれもああいう歌い方を習ってみたい。コーラスグループやってみてー!と、いつものように思った。やるならバスがいいんだけど、この軽薄な鳳啓介ボイスでは到底無理。。。味スタでもっと声出してのど潰して渋い声にしないと。

「ありがとう」って曲もよかった。思わず泣いた。でも金なくてCDは買えなかった。。。すいません。。。

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