「君が代」の適性は試合後にある

いやー、内柴パパの金はあっけなくて喜びどころがつかめなかったけど、北島、やっぱスゲー! 感情の高まりが抑えきれず発散するスポーツ選手ってイイね〜。ゴール後、ライバルたちが北島を祝福しているのがなんともよかった。そして思う。君が代は表彰式に実によく似合う曲だ。試合前に流れる曲としては、ちょっと静かすぎてよくない。戦う気持を高めるアッパー系の曲とはとても言えない。でも、全力を尽くして戦った後、充足感やそれまでの苦労や挫折や努力の経緯を思い出して味わいながら聞く曲としては、ひいきめに見てだけど世界一だと思う。曲の意味合いとかを抜きには聞けない国もあるだろうが、優勝できなかった銀メダル銅メダルの選手も、あのメロディーを聞かせられたら納得してくれるんじゃないかとすら思う。にぎやかな国歌を聴かせられるよりよっぽど落ち着いて負けを認められるんじゃないかと思う。そんな曲を、できたらもっともっと聞きたいね〜。