ノートPCにシールを貼りたがる人々( ´_ゝ`)

"The New Context Conference 2006"http://www.garage.co.jp/ncc2006/の一日目を受講。覚えているのは、パネラーのみなさんがみんなノートPCにステッカーをこれみよがしに貼りたがる種族だったことと、ローレンス・レッシグ教授の話。クリエイティブ・コモンズの理事で、シェアやフリーカルチャーについての専門家らしい。20世紀のインターネット文化はread onlyのRO、21世紀のそれはread and writeのRW。で、ROをサポートするのが従来の(C)コピーライトで、RWをサポートするのが(CC)クリエイティブ・コモンズ。あと、CCで自分の作品を公開することによってコロンビアのSilviaoとかいう歌手がヒット曲を生み出したとか、メントスをダイエットコークに入れて吹き出す噴水ビデオですごい売上を記録したとか、ブッシュとブレアの会見映像の口パクをつないでエンドレスラブを二人で歌っているように編集したread my lipsというビデオがすばらしい、とか。CCを活用した作品の例をもっとたくさん知りたい。特に書籍での例。音楽や映像の世界での使い方はだいたい理解できるんだけど、テキストやイラストや写真での活用方法がいまいちピンとこないんだよな〜。あと、覚えているのは、「アイロン」の中野裕之監督が、発表して5年以上たった過去の作品は全部CCでネットにあげようと思っている、と言っていたこと。映像以外のジャンルからもフォロワーが出てくることを期待。といいつつ、じゃあ、結局、CCって、サンプリングとかリミックスとかの手法を促進するだけの文化じゃないの? という疑念も芽生え中。あと、おもしろかったのは、ミッチェル・ベーカーMozilla最高責任者の左側ショート右ロングというヘアスタイルと、そのベーカー氏を紹介するときに司会がミスターって言い間違っちゃったときのなんともいえない表情。うつらうつらしていた一部の聴衆もハッと目が覚めた瞬間でありました。

その後みつけた、ローレンス・レッシグ教授の2002年オライリーオープンソースコンベンション基調講演のフラッシュ。
http://ittousai.org/lessig/lessig_free_culture_japanese_1.1.swf
カッコイイ! 30分ちょっとあるけど、著作権に興味がある人なら必見!