時を止めたファンタカジスタ

ブルガリア戦。巻ゴールを生んだアレックスのシュートを生んだあの加地のマイナスのパスは実にファンタジックだった。あれは敵も味方も観客もジーコもみんながあっけにとられた。時間を止めた。あの状況、あの体勢からなぜあそこに!? 単なるミスパス? サイドチェンジ? 凡人には到底理解できないプレーだった。加地はついにファンタジスタの域にまで達したのだな…。名付けてファンタカジスタ。やっぱやつはドイツですごいことをやると思う。やっちゃうと思う。6月、おれの予感は確信へと変わる。