気まぐれワンウェイ・トークショー・ボーイ

『新・生活様式学入門』文庫化記念トークショーを終えてさきほど帰還。扶桑社・山野さんが書いてくれた台本をもとに、司会役の大岡主宰が落ち着いた進行をこなしていたのだが、途中からなんとなくおれが焦ってしゃしゃり出てしまい、一度しゃしゃり出るとそのまま戻ってこれなくなり、行ったままならそれでもよかったんだけど、途中で持続力なく戻ってきちゃって、それはそれは中途半端な30分をすごしてしまった気がする。話をする人が一番気をつけなければいけない、途中であいまいに語尾を濁して終わるという形に終始した感じ。先日のFM収録とは違うタイプのガックリ感。おそらくあの場では「……。で?」と中田英のように言いたくなる人が続出したであろう。ま、それほど人数がいなかったのが不幸中の幸いだが。。。そこいくと、第一部の石黒さんはいわゆるデビッド・ベッ格で、さすがに軽妙とはいかないまでも、一般参加の人の奔放なサイドチェンジに動揺しながらも、自らが体系づけた高度なダジャレ持論をきちんと話していた。やっぱ器が違うわ。ふぅ〜〜〜。聴衆として参加したその第一部では、「チョー・ヨンピル」のお題で全然ダジャレを思いつけず、ヨンピルのヒット曲を持ち出して「プーさん声変えれ」と書いたのが、いまとなっては良くも悪くもない思い出です。といいつつ、その後のサイン会で何人かのお客さんと握手した感触はかなりよかったです。いやあ、手と手のふれあいって、イイもんですね。きらいな人がいても、十秒ぐらい手と手をこすりあわせて握り合えば、敵対心は雲散霧消するのではないかとピースフルに思ったきよしこの夜。昨日のウクライナ戦のことはもう忘れた。おれはおれらしくさっさと泥のように眠るのだ。