SPA!に登場中〜

スパ!

いま発売中の週刊スパ!3/15付号「美女ラボ」コーナーに現代生活様式学会プロデュースの早見あいちゃんグラビアが掲載中です!「幻想のパン食い少女」「辞書仕込み下ネタ碩学」「手の甲タッチは乙タッチ?」など、『恋のからまわり』ネタの実写版という位置付け! もうこんなことは二度となさそうな気がするのでぜひ立ち読みされたし! つーことで、それ用に書いた原稿がこれ。ひょんなことから(?)字数を間違って書いてしまい、掲載されたのはこれを編集部の人がマジカルに縮めてくれたもの。下のオリジナル原稿と見比べてプロの編集者の文字削りテクを確認されたし!

 ふと立ち止まれば、日本全土を「純愛」という名の妖怪が徘徊していました。「冬ソナ」に「セカチュー」に「いま会い」に(以下略)。さわやかでおしゃれで感動的な魅力にほだされて瞳がハートになった人々は数知れず。いいですね〜。素敵ですね〜。
 でも、そうした素敵さと無縁の存在は蚊帳の外へと追いやられるのが世の常。それは、さわやかでもおしゃれでも感動的でもない「非モテ系性行為未経験者男子」のこと。ピュアでありすぎるがゆえに、ユニークな考え(妄想)や立ち振る舞い(奇行)を生み出す力にのみ長けた愛の哀戦士たちです。
 喫茶店でチェリーの茎を上手に結ぶおねえさんを想定しては「さくらんぼ狩りって、やっぱ童貞狩りの別名なのかな……」と頬を赤らめ、おもちゃ屋で輪投げを物欲しげに吟味する熟女を夢想しては「おいおい、好みの棒を品定めかよ……騎乗位派?」と自問自答し、はたまたメールの文面に「♂」の記号を見かければ「チェッ、おれはどうせこんなにカリ張ってないよ……」といじけモードに突入する。それが彼らのいじらしい生態。常識が中断させて当然の異次元への飛翔を、彼らはやめません。なぜなら、彼らには見えているのです。天にまします純愛の男神の姿が。子供のときにだけ見える「トトロ」のような、童貞のときにだけ見えるという精なる「オナンポス十三神」(謎)の姿が!
 フェミニンで上品でいけすかない従来の純愛観と対をなす、チェリーボーイッシュで下品でいたいけな、つまり股間を無視しないピュアラブが、今こそ語られるべきではありますまいか。我々男子の股間には、よ〜〜く見るとハート型のモノが、瞳がハートになるよりずっと前からぶらさがっているのです。そうだよそうだよソース(根源)だよ! そのへん、手でハート型を作るポーズがコケティッシュで、DVDのジャケ写にもハートマークを入れてるあいみん(はぁと)ならわかってくれるはず! って、それもピュアな妄想ですが……。