ジロンズ「ニセグウェイ」誕生、の巻

絵/丸山テル画伯

……しかし、フタを開けてみれば、「セグウェイ」は電動モーター式二輪車。二輪なのに直立、わずかな体重移動で前進&後進&回転という大いに画期的な機能を備えているものの、巨大に膨張した人々の期待を満足させるには足りませんでした。米国と違い、日本の道路交通法下では、公道の走行許可を得るのが予想以上に難しかった模様。その後の活躍の軌跡をたどっても、「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード」でみさえが乗っていたのと、たまにイベントで客寄せに使われていることぐらいしか思い当たりません。「未来の乗り物」のはずの「セグウェイ」はこのまま「過去の遺物」になってしまうのでしょうか…。

 答はもちろん、ノーです。なぜならそれは、魅惑のニューモデル「ニセグウェイ」シリーズが誕生したから。従来の「セグウェイ」がスタンダードのi-seriesとコンパクトタイプのp-seriesしかなかったことを踏まえてか、今回のバリエーション展開は充実の一語。勇壮な兜をフィーチャーした「武具ウェイ」、Sexyな女体ヌードを忠実に模した「脱ぐウェイ」……(つづく)http://members.at.infoseek.co.jp/taquai/jirons/denno9.html