アルゼンチン、別次元!

ビエルサ監督 絵/小宮徹画伯

 準決勝アルゼンチン対イタリア。縦横無尽!ハイレベル!うますぎ!はやすぎ!動きすぎ! 胸のすくサッカー!完璧な勝利! 3ゴールは正当な報酬だ! あれでイタリアがひょっこりセットプレーから追いついちゃったりしてたら、サッカーの神様はどこにいるんだ…ってことになっちゃうYo。って、別にアルゼンチン人じゃないから興奮しなくていいんだけど、彼らが極東のガリガリくん(おれ)を魅了してくれたことは確か。個人個人の力、組織の連動性、監督の采配、すべてが過不足なく揃っていた感じ。ピルロのマーク役リレー、左サイドバック投入によるシステム変更と、あれぞ局面に応じた采配って感じ。大岡主宰が昔「オヤジヒッキー」と名づけた容貌を持つビエルサだが、その力は確かだ。右からカウンター気味に持ち込んでタマをつないでさぁ打つか打つか、というときに、中央の選手が左のスペースにタマを出して、そこには誰もいないよ何やってんのキミィ、と思ったら猛然と画面外側から一人トップスピードで走ってきてそのままシュートまでいったシーン、最高! テベスの1点目の動き、ボールの動きを予測して一歩下がってからハイボールを迷わずボレーした動き、かっちょいかった! ダレッサンドロの意表をつくヒールパス、意表をついてた〜(繰り返し)! CKも蹴ってた右ウイングの選手、石川が目指すべきはヤツだ! そんななか、出してもらえないサビオラ…。あと、がんばれイラク!イタ公どもを粉砕せよ!