初めて息子と二人で味スタ。
前もって東京応援ソングをきかせていたかいがあり、
わりといっしょに歌ってくれたのがうれしい。
オウンゴールではあったが、ゴールが決まった瞬間の、
空中幼児放り投げ祭りは、子連れならではの喜びであった。
帰りの電車で寝てしまった息子はとてもかわいかったが、
それをずっとだっこするのは非常なる苦しみだった。
だっこ筋を強化する必要を感じた。


と、ファミリー的にはまんざらでもない試合だったが、
ふつうにふりかえればとてもガックリくるゲームだった。
ナビスコカップの借りを返せなかったばかりか、
レッズとの実力差が激しく広がっていることが白日の下にさらされてしまった。


東京の攻撃陣は、敵ゴール前エリアでのドリブル勝負が足りない。
勝負しようとする意気込みがたりなすぎる。
すぐパスしようとキョロキョロしているのが、
そして弱いパスを送ってしまうのが寂しい。


東京の応援陣は、あいかわらずボリュームが足りない。
拍手を重視した歌が少なく、歌詞を重視した歌ばかりなのせいだと思う。
つまりそれは、コア層でなければのりにくい、
シロウトや子供には参加しにくい応援だから。
臨機応変、シャレ、皮肉といった東京ならではの独自性はもちろん大事だが、
ボリュームの点でいえばそこがネックとなっているのは明白。
ユルネバのときにマフラーを掲示するだけで満足して歌ってないようなやつらに声を出させるには、
少しだけ一般大衆を意識して、ハンドクラッブ重視の応援歌を増やすべきだと思う。