「江戸っ娘。忠臣蔵」

taquai2003-06-20

「ジロンズ商店」のイラスト担当・豊田さんが招待してくれた縁で、
明治座でやっているモーニング娘。の舞台を鑑賞。
もう一時ほどの魅力は感じていなかったのだが、
生で初めてみて、やっぱ素晴らしい!と再確認。


客層は、成人男性と、小学生女子&その引率父母に二分。
時代劇カツラ姿になると、ぱっと見は誰が誰だがよくわからず。
周りの小学生女子群も事情は同じようで、メンバーが出てくる度にあれ誰?と確認しあっている様子が興味深い。
そしてカツラになると一番落ちて見えるのは小川。
一人だけ一般人テイストむんむん。


辻、加護の魅力は健在だが、MVPはなっち。
みんな淡々とセリフをこなす中、
一人だけ芝居に入りこんでいる感じ濃厚。イキってる。
ファンの歌舞伎観客風かけ声もなかなかのもの。
芸能人であることに生き甲斐を感じているのがわかりますな。


悪いやつの不正を姫と町娘たちでとっちめる背景に忠臣蔵をからめた話。
堀部安兵衛を祖父に持つが愛娘たちを危険に合わせないためにその血筋を隠す茶屋の主人に勝野洋
妹(石川)を人質にとられても立ち上がらない父に娘なっちがつっかかるシーンで、なっち、わかってくれよ…と父側の立場に立脚した落涙を契機に、その後は涙がポロリの連続。
安っぽい話でも輝きのある人が演じているだけで十分素晴らしくなる、ということがわかった。


終演後、ポスターをみたら、
脚本はなんと方南ぐみ・樫田さん!
すげ〜!
ちなみに、プロデュースはつんく♂五木ひろし〜。