天使のブラ・ジル

決勝、ブラジル対アルゼンチン。最初の数分間はリケルメとその仲間たちが攻勢を見せたものの、途中からはあのアルゼンチンがただの噛ませ犬に見えたほど、ブラジルのうまさは段違いだった。アドリアーノのシュートタイミングは早すぎる!カカーのトラップはうますぎる!盛り上げるためにもアルゼンチンがんばれよ〜と思いつつ、ふと気付くとブラジルを応援している自分に気付く感じ。ブラジルの球まわしは見ていて惚れ惚れする。いつまでも続いちゃうんじゃない?と不安になるほど。キャプテン翼の「鳥かご」を思い出させる。アルゼンチンはコロッチーニをはじめとしてきたないプレーが多いため、悪のアルゼンチン、善のブラジルという構図が強調されてしまうのだった。顔的にも、ずるそうに見えるのは、黒っぽくてこどもっぽいブラジルよりも白人のアルゼンチンのほう。あと、アルゼンチン人のほうが悲愴に見える。リケルメはとりわけ悲愴。まけてるからしょうがないけど。試合後にずーーーっと踊り飛び跳ねるブラジリアンたちを見ていると、一瞬こちらまで楽しくなるが、そのうち「おれは万一ここに混ざってもどうせこんなに楽しめないや。。。」といういじけモードに追いやられる。(敏いとうと)ハッピー&ブルー。おれにはサンバがインストールされていない。