大宮戦の一日後におれが記す

一つ勝つのがこんなに難しいとは知らなかったですたい! ジェフに勝ったら優勝したみたいなうれしさだろうな。。。あくまで「みたいな」うれしさだけど、じらされるだけうれしさはデカいよ。でもじらしすぎると逆効果だよ。。。とぼやきつつ、一日たったせいか、おれは楽しい記憶しかない感じだ。試合前のゴール裏の人工芝では、おれが出したパスをおれの分身(ちんぽではない方)が放ったへなちょこシュートが、ターゲットを直撃してMr.ピッチのニセチョロQをゲットした。それは、十年後におれの分身(ちんぽではない方)がこの場所で決めるJ通算2万ゴールを妄想するには申し分のない状況だった。同じ頃、バックスタンド前では妻と娘が同じゲームに参加して「すごいキックだった(笑)」とか言って笑ってた。試合中には、「カモントーキョー」コールが、本コール終了直後に個人リレーでつながった瞬間があって、なんとなく苦笑しつつおれも気持ちよく相乗りしたのが気持ちよかった。石川のゴールでは後ろの列の6人ぐらいと連続タッチした。ユースケのゴールでは妻とタッチした(陰部ではなく)。ルーカスのゴールではPKだから準備するひまがあったから息子(ちんぽではない方)を投げ上げた。試合後は家族で来て初めて奥さんの声が枯れていたことに気づいた。うれしくてあぶなくキスするところだった。それは大嘘だけど、老後に思い出してイイ気持ちになるのではないかと思わせる出来事ランキングベスト10に見事ランクインな感じだった。そしていまは、それやこれやを思い出し書きつつ、まるで田中邦衛が自分の死後の六郷の様子を夢想して鼻水を垂れ流しているかのような気分を味わっている。……わるくない。おおいにわるくない。といいつつ、やっぱり勝ってほしい。そう思い直すのすら、わるくない。