日本の頂上で愛を叫ばず

 The top of Japanより無事に帰還いたしました! フゥ〜。
 いや、登り始めてからしばらくは携帯から更新する意欲ビンビンで、じつはちょこちょこ送ってたんですけども、いまみたら一個しか反映されてませんね…_| ̄|○ 途中から携帯のアンテナが全然たたなくなるし電池が切れるし携帯とチョコをポケットに入れたまま寝てチョコまみれになるしで…。

 えーと、大方の予想通り、大雨&大風で天気最悪でした! 今日は登りながら「八甲田山」の映像がずっと浮かんでました。先日はとしまえんで溺れかけて「としまえんくんだりで溺死じゃ家族が浮かばれない」と思ってギリで生還しましたが、今回もそんな感じ。まぁとしまえんよりはマシですけどね。もちろんご来光など拝めるわけもなし。寒くてびしょぬれで深いもやが一面にたちこめて何も見えたもんじゃなく、頂上に滞在したのはほんの15分程度。いろいろ見てまわったりするファイトもなく、登山客同志たちが雨風を避けて寄り添う休憩室で500円もするミルクティーを飲んだだけで下山しました…。ご来光で感激して泣く予定だったんだけど…。
 一日目、つまり8合目までは天気もおれも超快調でしたよ。やっぱおれってこういう持久系種目は得意だなー、自転車通勤で鍛えられたしなー、テヘッ、と自画自賛状態で。同行者が高山病っぽくなっちゃって_| ̄|○のポーズで休みまくるなか、事前の調べで「フリスクを食いながら登る」をデフォルト化していたおれはなんの問題もなし。ミントものを食うとスーハーして空気をいっぱい吸いこむからいいんですな。んで、たどりついた8合目の山小屋も予想に反してガラガラのゆとりムード。カレーライスを4杯食って余裕でふとんに入ったまではよかったんですけどねー。そんなに疲れてなかったせいか、空気が薄いせいか、隣の同行者のいびきがおもしろかったせいか、まるで眠れず。眠れないなんておれの辞書にはないんですけどねー。もともと辞書なんかないんですけどねー。いつものようにやらしいこと考えてなんとかボッキして夢の中へ…作戦を実行しようしようとしたんですけど、ぜんぜんでしたねー。これも空気のせいですかねー。そのうちどんどん風が強くなっちゃって、窓がガタガタ鳴って、それも怖かったんですけど、一番怖かったのは、夜中外のトイレに行ったら、東南アジアっぽい外人集団がトイレにたむろってたとき。やつら、宿代をきりつめるために、トイレに陣取って嵐を避けてたみたいです。ちんちんがちぢこまったのは寒さのせいだけじゃありませんでした。あと、そういや嵐の山頂に一人、短パン姿の女性外人がいたのが衝撃的! 膝上とかじゃなく、ほんももんの短パンですよ! 外人はやっぱすごいですよ。
 ご来光もオリンピックもJリーグも見逃しましたが、ズバリ言っておもしろかったですよ。とくにオモロは御殿場口コースの醍醐味、大砂走り! 単に深い砂地がずっと続いている坂なんすけども、これ最高! ズサーッズサーッとスピードスケーターの要領で踏み込む足が砂にめり込んでいくのが、ちょっと地球離れした感覚! 月にいったことないけど、たぶん月面感覚! 宇宙服を着て地球と違う重力の下で移動している感じ! ま、距離が長すぎて途中で飽きてくるんですけど、それもまた宇宙の果てしない広大さを表している感じです。嵐だったのも非日常感を倍増する感じでむしろよかった、と日記には書いておこう。