いつものように開幕

2018シーズン開幕戦、vs浦和。自分にとってはソシオになって15季目になるかな。。後半頭、高萩のスルーに東が抜け出し、敵と競りながらがんばってがんばって右足で左隅に転がして先制。今季は得点をとる選手に変貌したりして、と期待している自分はどこにもいない、けど東がゴールしたのは事実。ナイッスー。なのに直後のCKであっけなく追いつかれてそのままドロー。。ヒョンスが槙野についていたのに少し淡白な対応だったように見える。せっかく取ってもすぐ追いつかれるのが普遍的デフォルトであることに萎える。そして、今回こそは浦和に勝つところを見せてやろうと最後まで思っていたようには伝わってこない終盤だったのが残念。あんなに迫力のない浦和を相手に勝てないのではいつ勝てるというのだろうか。応援する側としてはいつもいつもいつもいつもいつも勝てなくて鬱憤をためている相手だが、選手側には数ある試合の一つにしかすぎないことがわかって、あらためて淋しい気持ちを味わった。いつもと同じように始まって同じように中位で終わるだろうと思わせる開幕だった。それほどピンチはなかったけど、こちらのチャンスはそれ以上に少なかった。ディエゴ・オリベイラの鬼キープと、途中から入った久保がボールを持ったときしか見せ場がなかった。大森は…特に印象がなかった。シュート本数も去年と同じように少ない。開幕戦で浦和戦で天気も快晴だったのに3.6万にとどかなかったのも残念。期待値は低い。重圧を感じることなくのびのびやってください。ロートルとしてはベテランにがんばってほしい気持ちもあるけど、今年はどちらかというと若手をたくさん使ってほしい。ケンタ監督が試合後にゴール裏まで来てくれる監督であるようなのは好感。スカパラのルパンは最高。そだねー

キンドルの販売数がもうすぐ1000部に…

 超久々にキンドルKDPのメールを見てレポートコーナーを覗いてみたところ、累計の売上がわかるようになっていてびっくり*1。で、チェックしてみたところ、「実質販売数」は954だった。キンドルに入ったのが2013年1月なので、4年10ヵ月かけて、もうすぐ1000部に届くかどうかということ。「既読KENPC」は16667。よくわからないが、もしかすると実際に読まれたページ数…なのか。ロイヤリティの合計は40110円。あの裁判では、満額30万円のところ、裁判官の和解提示を受け入れて和解金25万円だったので、5万円損していた。振込が確認できていないけど、もう少しでこれがフルカバーできそうということだが。。。長い道のりだ。。。

データを見ると、2016年12月に突如313冊売れているのがわかる。おそらくその頃どこかの誰かが好意的なレビューを書いてくれたのだろう。ありがたい。
そういえば、絵を使わせてもらった画伯2人をサイゼリヤに招待しないといけないな。。

実録・はじめての少額訴訟

実録・はじめての少額訴訟

*1:これまで月ごとはわかっても積算することはできなくて、積算しようと思うと月ごとのエクセルファイルを合算しなければならなかったので、トータルで何冊売れたのかがわからなかった。もしかしたらおれが知らないだけで最初からわかったのかもしれないが…

不細工ながら勝ちました。。

26節、仙台戦。1-0で久々に勝利。東京が勝つのはいつも久々かもしれない。今回も久々感が満載だけど振り返ると22節の神戸戦で勝ってた。安間トーキョーの初陣、前半はバックパスばかりでイライラ。GKをうまく使ってビルドアップする意図なのだろうが、それがことごとくうまくいかず。それでも0-0で折り返して、後半のCKからの一発。最後の最後に相手に絶好のパスをして万事休すかと思ったがなぜかセーフで逃げ切った。勝ったが不細工なゲームだった。というより、不細工なゲームだったが勝った。CKにニアで合わせたのはヒョンス。昔いたときはあかぬけない青年だったが、ヒーローインタビューでスクリーンに映った彼はめっきりおしゃれになっていた、とまでは言わないが、腕全面のタトゥーと髪型に時の流れを感じさせた。最後のバックパスというか横パス、徳永なのかと思っていたが、動画を見るとヒョンスだった。アブナイヨ〜。アブナカッタヨ〜。勝ったから結果オーライ。内容は決してよくない。同じメンバーでやっているんだし、監督が変わっただけですぐ変われるものではない。変えやすいのは若い人。大チャンスを迎えている柳がそのチャンスを使っているように見えないのが残念。せっかく出ているのに溌剌さがなく、バックパス大権現になっている。バックパスは無難というよりも危険だし士気を下げるよね。。高萩が見せていた執念を見習ってほしい。8番はミスをした後に取り返そうとがんばれる。終盤にアリバイチェイスじゃない追いこみをしてくれる。応援している側にはそういう選手がかっこいいのだ。

ラリアを粉砕してロシアへ。。

ワールドカップ最終予選、オーストラリア戦@埼スタ。2-0の完勝。。あのラリアに。。あのにっくきラリアに。。カイザースラウテルンで深い無力感をたたきつけやがったラリアをついにホームで粉砕し、ロシア行きを決定。積年の怨みをどんがらがっしゃんとひっくり返した。オセロで黒く染まっていた盤上が一気に白く塗り替えられた。たまたま勝ったのではなくまったく寄せ付けなかった。パーペキ。。
スタメンに乾、井手口、浅野を抜擢したホジッチは見事にその眼力を証明した。特に浅野についてはドイツで活躍している感じを持っていなかったので、スタメンと聞いてえっと思っていた。しかし、やってくれた。長友のクロスに抜け出しての左足インサイドボレー。オフサイドかと思ったが大丈夫だった。瞬間、自分のなかでどんよりした黒いかすたちが排出されてぱっとひらける感じがあった。そして井手口。原口が粘って粘ってつなげたボールを右に右に持ち出して迷いなくシュートが自分のほうに飛んできて入った。後半の最後にああやって自分で勝負に持ち込んで宇宙開発せずにシュートを枠に飛ばせる素晴らしさ。その素晴らしさの成分には経験よりも若さが多く含まれていると思う。
11月のサウジ戦は指定席だったが、今回はゴル裏。いまはサポーターズシートと呼ぶらしい北側。210入口入ってすぐのところが職場の代表応援組の定位置ということで、そこに入れてもらったわけだが、やっぱり周りがみな声を出していると自然に自分もつられて無理なく声が出るものだ。代表のチャントはどれもシンプルで歌詞も覚える必要のないものばかりだが、シンプルなものを繰り返しているうちにアガってくる感じがひしひしあった。バカの一つ覚えみたいにニッポンニッポンと叫び続けることの大切さを久々に実感。いつも下品でいやな自分の声質がスタジアムでは抜けのよさを帯びることを久々に実感。
帰りの長い長い車内では、井手口は中田ヒデより中田カウスに似ているというツイートを見て腑に落ちまくり。おれも本当はああいう顔になりたかった。そしてホジッチはW杯本大会でこそその力を発揮する。そんな気がしてならない。東京の選手がその場にいるイメージは残念ながらあまり持てないけど、やっぱり一人はいてほしい。。

タクオの択は選択の択

22節、神戸戦。超ひさびさのホーム勝利。。1-0。
スタメンを見て、GKに林の名がなくて、かわりに入っていたのは大久保タクオで、こりゃまた……と思ってしまったのは事実。試合前の練習でも、コーチのシュートがどんどん入っちゃうし、ボールをファンブルするしで、やっぱだめなんだろうと思ってしまったのも事実。どうせなら広末や波多野の経験を積んだほうがいいんじゃないかと思ってしまったのも事実。しかし、この日のMVPがタクオだったのは一番大切な事実だ。クロスに対してのパンチングの方向が完璧だった。色気を出してとりにいってミスること一回もなし。キックの軌道もけっこうよかった。一回だけ外に直接出てしまったぐらい。そして決定機の阻止。2回とも入っておかしくなかった。特にハーフナーのヘッドを防いだやつは素晴らしい反応。ヤツこそが第2GKにふさわしいことをしっかり評価して選択していたコーチの信頼に見事に応えた。ありがとうタクオ。こんなにできるヤツだとは思ってなくてごめん。。この活躍を見たら林も気合いが入るだろう。
そんなタクオのプレーを最後に勝利に結びつけたのは、大久保の完璧なスルーに走り込んで迷いなく真ん中に折り返した室屋からのパスに合わせたウタカ。後半は押せ押せで、でも入りそうで入らなくて、GKがんばってるのに見殺しかよと思いつつあったけど、違った。最後の最後にあれだけ走れる室屋はやっぱり逸材だ。3バックにした効果が一番顕著な選手。ウタカとやったゴールパフォーマンスはラ・ラ・ランドなの? 前から仕込んでおいたもののなかなかやるタイミングがなくてこの時期になったのかなw 東京の得点といえば個人技頼りのものが多かっただけに、この見事な連携からのゴールにはやはり感涙。前田もなー、ドリブルのキレを久々に見せつけて、あとはゴールだけだったんだけど。
前半は我慢してスコアレスで折り返して後半にギアをあげるやり方は、前半を見てるほうにはおもしろくないけどドラマ的には痛快だし、夏場にはベストなんだろうね。

林が「マトリックス」の弾丸シーンを再現!

第9節、広島戦。1-0で地味〜〜に勝利。決勝点は太田のコーナーのこぼれ球に丸山が右足で詰めてゲット。丸山はここのところ守備が不安定だったが今日は落ち着いて以前の状態に戻っていた感じ。J1初ゴールだったみたいだけど、試合後のインタビューはまったくそっけないもの。特にいいこともおもしろいことも言わず、特別な感慨は伝わってこなかったw 全体的には、東京が調子いいというよりは広島が調子悪くて勝てたというゲーム。ミスパスが多くて昔の強豪の印象は残っていなかった。コーナーフラッグの人ももういないし…。
おれにとって最もインプレッシブだったのは、前半の相手のフリーキックに対する林の横っ飛びセーブだ。ゴール裏の自分に向かってネットを揺らす軌道で飛んで来て、ゴールに入っちゃった、と思ったら、林が手にあてて外に出していた。ちょっとこう、ボール以外の時間が一瞬だけスローモーションになったというか、巻戻ったというか、そんな不思議な錯覚に陥った。「マトリックス」のビュレットタイムシーンのようだった。後半の工藤のシュートへの反応もかなりマーベラスだったし、ハイボールも余裕でキャッチしてくれるし、林は本当に貢献度が高いキーパーだ。。林がいなかったらと思うとぞっとするわ。
あと、大久保が終盤に見せた敵ボールへの追い込みぶりに心打たれた。残念ながら攻撃で大久保が輝くシーンは今日も全然なかった。これまでもほとんどない。でも、これからもあれを見せてくれれば誰も文句は言えないしおれも文句は言わない。ただ、できれば大久保にはゴール大爆発のほうをより見せてもらいたい…。